恋人との結婚についての鑑定サンプルです。
ご相談者様に対する回答ではなく、どのようにリーディングしているのかという例になります。
※この鑑定はご依頼を受けたものではありません。
※あくまで解釈の一例であり、これが絶対に正しいというわけではございません。
相談内容(例)
今付き合っている相手と結婚できますか?
相手にその意志はありますか?
リーディング
上記のような相談を受け、このようなカードが出たとします。
【問題の過去】:『ペンタクルのペイジ』(逆位置)
【問題の現状】:『ペンタクルのエース』(逆位置)
【問題の未来】:『ワンドのペイジ』(逆位置)
【本人の気持ち】:『ワンドの8』(逆位置)
【相手の気持ち】:『ペンタクルの7』
【アドバイス】:『ワンドの2』(逆位置)
【最終予想】:『ソードのキング』(逆位置)
まず各ポジションごとにカードを見ていき、全体的なストーリーを読み取ります。
本人の気持ち
『ワンドの8』(逆位置)が出ています。
早く結婚したいのに思うように事が運ばない、というもどかしさが感じられます。
相手の気持ち
『ペンタクルの7』が出ています。
嫌いなわけではないけれども、今の付き合いに100%満足しているわけでもないようです。
少なくとも積極的に結婚したいと思っているわけではないでしょう。
他により良い相手が見つかればそちらに心変わりする可能性も十分考えられます。
問題の過去
『ペンタクルのペイジ』(逆位置)です。
誠実な気持ちで付き合ってきた面もあるかもしれませんが、お互いを知るための努力が足りなかったのかもしれません。
問題の現在
『ペンタクルのエース』(逆位置)です。
満足感を得られない現状が示されています。
相手の気持ちは『ペンタクルの7』でも表されていたように、全部が不満ではないけれど何か物足りない、いまいち満足できないといったところでしょう。
本人としては結婚を考えているのにまったく手応えがない状況を表していると考えられます。
問題の未来
『ワンドのペイジ』(逆位置)です。
単純に失恋を表すこともあるカードですので、近い将来別れに至る可能性は否定できません。
また、本人の気持ちが折れてしまい、この相手との結婚は諦めるとも読めます。
いずれにせよ、このままでは厳しい未来が待ち受けていると言えそうです。
最終予想
『ソードのキング』(逆位置)です。
非情で無慈悲な決断が下されること、話を聴いてもらえないことが暗示されています。
あるいは、本人が頑なになってしまうことを示している可能性もあります。
その結果二人の関係がどうなるかは考えるまでもないでしょう。
アドバイス
『ワンドの2』(逆位置)がでています。
他のカードも含めて考えますと、「思いどおりにならないからといって、相手に無理強いするべきではありませんよ」というアドバイスが浮かび上がってきます。
「結婚に向けたムードを二人で高めていきましょう」というメッセージも読み取れます。
全体的なストーリーを読み取る
スプレッド全体からストーリーを組み立てます。
まず、本人は結婚したいという希望があり、しかもなるべく早い方が良いと考えていることが読み取れます。
しかしながら、相手には今のところそのつもりがなさそうです。このまま惰性で結婚するかもしれない、という考えはあるかもしれませんが、積極的に望んでいるわけではないでしょう。
さらに、相手が別の異性、運命の人だと思えるような人に出会ってしまったら、瞬く間に心変わりする可能性も高いように思います。
このような状態で結婚したいという気持ちを猛アピールしても、事態も相手の気持ちも動かすことはできないでしょう。
むしろ、『ワンドのペイジ』や『ソードのキング』から、それが原因で別れに至る可能性さえあるように思います。
仮に相手を説き伏せて結婚にこぎ着けたとしても、その後幸せな生活や人生を送れるかは疑問です。
このように、現時点での見通しは中々厳しいと思われます。
もちろん、これからの行動や積み重ねで見通しが変化する可能性もあります。
この相手との結婚を望むのであれば、「この人と結婚したい」と相手に思ってもらうことが必要となりそうです。お互いをより深く知って、相手が二人の未来に希望を持ち、結婚したいと思える心境に変えていく努力が必要となるでしょう。
『ペンタクルのペイジ』や『ペンタクルのエース』から、そういった積み重ねがないまま時間だけが過ぎてしまったような印象を受けます。それが相手の不満足感に繋がっていると考えられます。
相手としては惰性で付き合っている状態でしょうし、マンネリを感じているとも考えられます。これを覆すのは簡単ではないでしょうが、できない限り結婚は難しい、あるいは結婚できたとしても幸せとは言いがたい状況が訪れそうです。
もし早く結婚できるならこの相手でなくても良い、ということであれば、早めに見切りをつけるという考え方もあります。
ただ、その場合は他の相手を探した場合どうなりそうか、という点もカードを引いてみた方が良いでしょう。
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