タロットカード:『カップの6』が表す相手の気持ち、未来の予想、アドバイスなどを、恋愛や仕事・人間関係のテーマごとに解説しています。
カード画像(ウェイト版)
キーワード
家族
昔の思い出
未練
優しさ
解釈のポイント
男の子が女の子に花の入ったカップを手渡そうとしている様子が描かれています。この二人の子供はきょうだいなのでしょうか。
全体的にほのぼのとして幸せそうな印象を受けるカードです。
『カップの6』が表すのは家族のような関係です。たとえ男女の付き合いであっても、情熱的、肉欲的な間柄ではなく、家族のように安らぎや信頼を感じられる関係を表します。
また、『カップの6』は昔の思い出も表します。転じて、過去に囚われすぎていることを警告するケースも少なくありません。その場合は未練という言い方ができるでしょう。
単純に優しさを表すこともあります。
恋愛についての解釈
相手(彼・彼女)の気持ち
あなたを家族のように感じているのでしょう。仲の良いきょうだいか、人によっては親のように思っているのかもしれません。
子供のように純真な好意を抱いているという解釈もできるでしょう。ただ、優しくしてくれても恋愛感情は抱いていないという可能性はあります。
否定的に捉えると、あなたに甘えているのではないかと考えられます。根底には信頼や好意があるので、一概に悪いとは言えません。
また、過去の恋への未練があなたとの関係に影響を与えているか、昔の恋人の面影をあなたに重ねているのかもしれません。
今後の見通し(未来・予想)
家族のように感じられる間柄になるでしょう。交際の進展具合によっては結婚も視野に入るのではないかと考えられます。
ただ、恋仲になると言うよりも家族のように親密な関係になるというニュアンスですので、必ずしも男女の付き合いに発展するとは限りません。
否定的に捉えると、過去に囚われて前に踏み出せないという状況が予想されます。例えば、以前の恋人への未練を断ち切れず、別の異性との関係を前に進めることができない、といったケースです。
また、相手に以前の恋人の面影を重ねてしまい、それが原因で失敗する恐れもあります。
アドバイス
「過去に囚われるべきではありません」というメッセージです。
忘れられない恋は誰にでもあるものです。しかし、終わった恋をいつまでも引きずっていては前に進むことができませんし、新しい出会いの可能性を見逃してしまうことにも繋がります。
過去を振り返らず、未来に目を向けましょうということになります。
また、現在の恋人、あるいは好きな人に昔の恋人のイメージを重ね合わせたり比較したりするのではなく、その人そのものを見るということを忘れないようにしましょう。
仕事・人間関係についての解釈
相手の気持ち、あなたへの評価
家族のように感じているようです。何だかんだ不満があるとしても、信頼し絆を感じているということになります。
または、あなたを優しい人だと感じているのでしょう。
否定的に捉えると、甘えていると思われているようです。
人物評としては、家庭的、優しい、純真な人といった評価になります。
否定的に捉えた場合は、甘えている、過去にすがる人といった評価になります。
今後の見通し(未来・予想)
家族のような人間関係ができるでしょう。そういった穏やかな環境でゆったりと仕事や活動ができる状況となりそうです。
否定的に捉えると、親密な付き合いから甘えが出てきてしまいそうです。あなた自身は周囲の人に甘えすぎないよう、気を引き締めていきましょう。
また、昔ながらのやり方や考えに固執しすぎて失敗してしまう可能性もあります。現状をしっかりと把握して、柔軟に対応する必要があるでしょう。
アドバイス
「家族のような付き合いを意識してみてはどうでしょう」というメッセージです。
仕事は仕事と割り切って、職場の人とは必要以上に関わらないという人もいらっしゃるかと思います。それでうまくいっているのなら問題ないのですが、もしそうではないなら、人間関係を見直すときが来ているのかもしれません。
『カップの6』が表すようなのどかで親密な環境になれば、コミュニケーションも取りやすくストレスも減るでしょう。
いきなりフレンドリーすぎるのも不自然でしょうから、少しずつでも距離感を縮める努力をしてみると良いでしょう。
その際、締めるべき点までなあなあになってしまうことがないよう注意が必要です。
「過去の栄光にすがってばかりでは良くありません」というメッセージかもしれません。
今はうまくいっていないけど、昔はこのやり方で間違いなかった、みんなついてきてくれた……というような状況であれば、それを見直す時期が来ていると考えられます。
時代も人も変わるものですから、いつまでも過去の成功に浸るばかりでなく、今を見つめてうまく立ち回るべきではないでしょうか。
『カップの6』が登場する鑑定サンプル
※解釈はあくまで一例です。状況やテーマ、他のカードとの関係によって、このページの例以外にも様々な解釈ができます。
※正位置、逆位置での判断はしておりませんので、ご自身の感覚とスプレッド全体から肯定的に解釈するか、否定的に解釈するかを判断なさってください。
※カード画像は日本、米国においてパブリックドメインとなったウェイト版を使用しております。