仕事についての鑑定サンプルです。
ご相談者様に対する回答ではなく、どのようにリーディングしているのかという例になります。
※この鑑定はご依頼を受けたものではありません。
※あくまで解釈の一例です。
相談内容(例)
前の職場で馴染めなかったり体を壊したりして、今はフルタイムで働いていないのですが、将来的に起業を考えており、個人事業ベースで動いています。
体が回復したので、起業資金を稼ぐためフルタイム勤務に戻るという選択肢もあるのですが、経済的にまだ余裕があるので、起業の準備に集中したほうが良いのかなという考えもあります。
どちらを選ぶのが良いか、鑑定をお願いします。
リーディング
上記のような相談を受け、このようなカードが出たとします。

【二者択一法】
A(左側)をフルタイム勤務に復帰、B(右側)を起業に向けた動きと設定
【本人が現在置かれた状況】:『ワンドの7』(逆位置)
【Aを選んだ場合に周囲から受ける影響】:『正義』
【Bを選んだ場合に周囲から受ける影響】:『吊るされた男』(逆位置)
【Aを選んだ場合にどうなりそうかという予想】:『ソードの10』(逆位置)
【Bを選んだ場合にどうなりそうかという予想】:『ソードの7』(逆位置)
【アドバイス】:『ソードの4』
まず各ポジションごとにカードを見ていき、全体的なストーリーを読み取ります。
本人が現在置かれた状況
『ワンドの7』が逆位置で出ています。
選択することをためらい、思い切った行動がとれない状況が読み取れます。
将来的には起業を目指しているということですが、現段階ではうまくいくという確信が持てなかったりしてそちらに振り切れないのかもしれません。
フルタイム勤務を選んだ場合に周囲から受ける影響
『正義』が出ています。
以前の職場に戻るとしても公正な対応をしてもらえるでしょうし、新しい職場に移るとしても正当に評価してもらえると思われます。
ただ、その後の予想に『ソードの10』(逆位置)が出ていることから、本人にとって一旦は苦しい状況になると予想されます。
つまり、『正義』が持つ公正ではあるが情状酌量の余地はない、ルールが絶対であり事情や心情は考慮しないといったニュアンスが質問者を厳しい立場に追い込むと考えられます。
質問者としては我を通すのではなく、勤務先や周囲の人に合わせるといった対応が求められそうです。
起業に向けた動きを選んだ場合に周囲から受ける影響
『吊るされた男』が逆位置で出ています。
まず、計画の一時中止や放棄を迫られる可能性が考えられます。
仮に家族やビジネスパートナーに援助や協力を頼んでも、見直すように、または諦めるように言われるかもしれません。
特に、質問者が自分の意見を主張するばかりで譲らないようだと、相手も折れることはないでしょう。
もう一つ、質問者が周囲からの影響を受けすぎるという解釈もできます。
本人の頭の中に今後のビジョンがあるとしても、誰かにアドバイスをしてもらったり、自分で情報を集めていく内に、どんどんと変化していく恐れがあります。
現在の状況に『ワンドの7』(逆位置)が出ており、本人に迷いがあるようにも思われるので、周囲から影響を受けやすいかもしれません。
本人がそれでも良いなら間違った変化とは言い切れませんが、本当にやりたかったこととはズレてしまう可能性もあると言えます。
フルタイム勤務を選んだ場合にどうなりそうかという予想
『ソードの10』が逆位置で出ています。
先程も少し触れましたが、一旦は質問者にとって厳しい状況、これ以上は悪くならないだろうと思える状態になりそうです。
周囲からの影響に『正義』が出ていたことから、質問者がしっかり真面目に働けば評価してもらえると思われますが、たとえ良いことであってもルールを逸脱するような行動は認められませんし、いくらやる気があっても職場の和を乱すような態度は質問者を苦しい状況に追いやるでしょう。
だた、その後は良くなっていくだけとも示されているので、最初を乗り越えられれば段々とやりやすくなっていくと予想されます。
起業に向けた動きを選んだ場合にどうなりそうかという予想
『ソードの7』が逆位置で出ています。
本人にとってポジティブな選択となる可能性も読み取れますが、周囲からの影響として『吊るされた男』(逆位置)が出ていることから、誤った方向に導かれて利用されてしまうという解釈もできます。
ここは本人の立ち回り次第でどちらにも転びそうです。
ビジネスパートナーがいる場合は、質問者が相手を信頼することで相手からの信用を得ることができるでしょう。
相手を信頼しないまま話を進めてもうまくいかないということです。
アドバイス
念のためにアドバイスのカードを追加したところ、『ソードの4』が出ています。
「今は決断せずにより良いタイミングを待ちましょう」というメッセージが読み取れます。
本人としても確信を持って行動できない状態だと思われるので、しばらくはどちらにも動けるようにしつつ、情報収集や検討を続けるのが良さそうです。
また、警戒を促しているという解釈もできます。
起業に向けて動く場合、『ソードの7』(逆位置)からは誰かに利用されてしまう可能性も読み取れるので、そういったことがないように気をつけた方が良さそうです。
全体的なストーリーを読み取る
スプレッド全体からストーリーを組み立てます。
復職(フルタイム勤務への復帰)を選んだ場合は、目的である起業資金の確保はいずれ達成できそうです。
ただ、『ソードの10』(逆位置)が示すように、最初は苦しいと感じるかもしれません。
以前の職場で馴染めなかったという経緯もあるようなので、『正義』が示すように、たとえ仕事内容を正当に評価されても、協調性や日頃の態度といった面が問題視されると厳しい立場に立たされそうです。
将来的には起業を目標にしているということなので、腰掛けで仕事をしているのがバレバレだと、よりシビアな目で見られるでしょう。そして、そういった事情は考慮してもらえないと考えた方が良さそうです。
起業の準備を選んだ場合、『ソードの7』(逆位置)が出ていることから、それが正解となる可能性もありますが、本人の行動次第では利用されてしまうことにもなりかねません。この場合は美味しいところを持っていかれたり、企業資金を吸い取られるだけで大した成果を挙げられないといった結果が予想されます。
そうならないためにも、情報や他人の助言を取捨選択していくことが必要になりそうです。
『吊るされた男』(逆位置)が示すように、何でもかんでも信じて受け入れていると、上記のような残念な結末へと向かうことになるでしょう。
鑑定結果としては上記の内容とともに、今は可能な限り決断しないほうが良いと伝えることになるでしょう。
経済的にもまだ余裕があるようなので、焦ってどちらかを選ぶのではなく、現状を維持しながらより良いタイミングを待つのが良さそうです。
そのときまでどちらでも選べるようにしておき、他の選択肢も出てくるかもしれませんから、それも含めてよく検討することを勧めます。
必要であればまた後日鑑定を承ります、と言うと曖昧な回答しかせずに先延ばしして何度も鑑定を受けさせる悪徳占い師のように思えますが、アドバイスに『ソードの4』が出ていることから、今は決断をしないのがベターだと考えられます。
それをしっかりと説明したうえで、甘い言葉やうまい話に引っかからないように気をつけながら熟考してもらいましょう。