タロットカード：『審判』が表す相手の気持ち、未来の予想、アドバイスなどを、恋愛や仕事・人間関係のテーマごとに解説しています。
カード画像（ウェイト版）
キーワード
審判
目覚め
再生
解釈のポイント
天使がトランペットを吹き鳴らし、人々が棺から蘇るという神秘的な光景が描かれています。
『審判』が表すのは、文字通り審判です。物事に白黒がつくことや、何らかの結果が出ることが予想されます。
『正義』のカードが当事者の感情にかかわらず法的、社会的な判断が下されるのに対し、『審判』では当事者の心情的、精神的な進展や解決がもたらされることにスポットが当たります。
また、目覚めも表します。大切なこと、真理、真実に気がつくことになります。
再生を表すこともありますが、このカードが出たからといって復縁が叶うと解釈するのは少し早計かと思います。
恋愛についての解釈
相手（彼・彼女）の気持ち
あなたの誠意に応えたいという気持ちがあるようです。恋人らしい振る舞いをしたいとか、プレゼントのお礼をしたいということではなく、あなたの愛情や真心に報いたいという純粋な感情を抱いているのです。真実の愛に気がついているとも言えるでしょう。
逆に、あなたが相手を軽くあしらっているなら、それに相応しい態度でいいだろうという考えになるでしょう。
否定的に捉えると、相手はあなたの気持ちを知ってか知らずか、まだまだ真実の愛と呼べる感情には至っていないようです。
あるいは、その存在に気がつきながらも、まだまだ遊びたいという気持ちが強いのかも知れません。
今後の見通し（未来・予想）
あなたにとって納得がいき、精神的に成長できるような展開を迎えるでしょう。純粋な愛情が報われることも示しますが、場合によっては失恋や別れといった形を取ることになるかもしれません。
いずれにせよ、あなたの心は生まれ変わり、人生の新たな段階へと進むことが予想されます。一時的に辛いことが起こるとしても、ただの喪失ではありません。
愛の復活、つまり復縁を示すこともありますが、上記のように叶わずに吹っ切れるという解釈もできますので、相手の気持ちなども考慮して判断するべきでしょう。
否定的に捉えると、想いが報われない、進展がないことを表します。
心の中ではこうするべきだ、とわかっていても、立場や感情からそのように動けないという状況も示します。
アドバイス
「内なる呼びかけに応えてください」というメッセージです。
もしあなたが悩みや迷いを抱いているとしても、本当はどうすれば良いのかがわかっているのに、中々そうすることができないでいるのではないでしょうか。
例えば、別れた相手はもう戻ってこないとわかっているのに諦めきれない、という状況などです。この場合は未練を断ち切り、新しい恋に踏み出しましょうということになります。
どうすればよいのかわからないという場合は、流れに身を任せ、人としてあるべき行動を取るよう心がけてみてください。そこから人生とは何か、人を愛することとはどんなことなのかということが見えてくるのではないかと思います。
仕事・人間関係についての解釈
相手の気持ち、あなたへの評価
あなたが誠意ある対応をしているならそれに応えたいと考えているようです。おざなりな態度なら、相応の感情を抱いているということになります。
否定的に捉えると、あなたの誠意が伝わっていないか、それに応えようという気がなさそうです。
人物評としては、まっとうな人、達観している人、人生を悟っている人といった評価になるでしょう。
否定的に捉えた場合は、浅はかな人、俗物といった評価になるでしょう。
今後の見通し（未来・予想）
相応の結果が出そうです。頑張った人は報われ、大して努力しなかった人はそれなりの成果しか上げられません。
あるいは、大切なことに気づくことができるでしょう。例えば、ただ働いてお給料をもらうだけではなく、自分が仕事や活動を通して世の中にどのように貢献できるのか、何のためにこれをやっているのか、といった観点で物事を考えることができるようになりそうです。
否定的に捉えると、中々結果が出ないこと、あるいは頑張っても報われないことが予想されます。
または、自分が何をやりたいのか、何のために頑張っているのかもわからなくなり、もやもやした気持ちになってしまうかもしれません。
アドバイス
「なすべき事をなしましょう」というメッセージが読み取れます。
もしかしたら、忙しい毎日をこなすことで精一杯の状態かもしれません。しかし、ただ同じことを繰り返していては、人生の進展も自己の成長もままならないでしょう。
人生において何をしたいのか、人としてどうあるべきなのか、そういったことを考えてみてはいかがでしょうか。そこから、自分が今何をなすべきなのかが見えてくるはずです。同じ仕事を続けるにしても、心構えや取り組み方が変わってくるでしょう。
今求められているのは、そのような心の変革なのです。
もし「わかっちゃいるけど……」ということであれば、躊躇わず、自分の正しいと思う道へ踏み出してください。
『審判』が登場する鑑定サンプル
※解釈はあくまで一例です。状況やテーマ、他のカードとの関係によって、このページの例以外にも様々な解釈ができます。
※正位置、逆位置での判断はしておりませんので、ご自身の感覚とスプレッド全体から肯定的に解釈するか、否定的に解釈するかを判断なさってください。
※カード画像は日本、米国においてパブリックドメインとなったウェイト版を使用しております。
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