V. 『法王』(教皇)の意味

タロットカード:『法王』(教皇)が表す相手の気持ち、未来の予想、アドバイスなどを、恋愛や仕事・人間関係のテーマごとに解説しています。

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カード画像(ウェイト版)

キーワード

権威
従う
道徳
慈悲
伝統、習慣

解釈のポイント

※解説書によって『法王』、『教皇』、『法皇』、『司祭』など和訳が異なります。

法王は二人の信徒を前に、これから何を説こうとしているのでしょうか。

『法王』が表すものの一つに権威と、それに従うことが挙げられます。強いものに従うことが良いのか、従わないことが状況を悪化させているのか、あるいは逆らうことで道が開けるのか、状況や他のカードも含めて読み取ってください。

また、慈悲の心や、伝統的なやりかた、習慣を表すこともあります。

恋愛についての解釈

相手(彼・彼女)の気持ち

あなたに対して誠実で穏やかな気持ちを抱いているようです。あなたとの関係については保守的で、段階を踏んで仲良くなりたいと考えています。焦らずゆっくり、一歩ずつ進めていくと良いでしょう。

これは良くも悪くもですが、もしかすると周りが見えなくなるほどあなたに夢中なのかもしれません。

否定的に捉えた場合、あなたとの関係は形式的なものとしか考えていない可能性があります。

あるいは、社会的なルール、モラルを無視してでもあなたを手に入れようと燃え上がっているのかもしれません。

今後の見通し(未来・予想)

順当に、当たり前に進展すると考えられます。いきなり飛躍することもなければ、波瀾万丈な展開もないでしょう。あくまで穏やかに、順を追って関係が深まっていくのです。
現状維持で進展や変化はないという解釈もできます。人によって安定とも停滞とも感じるでしょう。

『法王』は、場合によっては結婚を暗示することがあるとも言われます。ただ、どちらかというと結婚という事実そのものを表すだけで、それが双方にとって幸せなものであるのか、あるいは形式的なものにすぎないのかは、状況や他のカードから判断する必要があります。

否定的に捉えると、関係が形式的なものになってしまうことが予想されます。お互い愛情がなくなったのはわかっているけれど夫婦関係は維持している、というような状態です。

あるいは、周りが見えなくなり、道徳心を忘れてしまうような状況も懸念されます。

アドバイス

「当たり前のやり方が正解」なのか、「いつもとは違うやり方が有効」なのかを見極める必要があります。単にカードの正位置、逆位置だけでなく、他のカードやこれまでの経緯なども含めて判断しましょう。

「アドバイスに耳を傾けましょう」というメッセージかもしれません。
身の回りの、特に尊敬できるような人からためになる助言をもらえるか、すでにもらっているかもしれません。それを活かすことで、事態は良い方へ向かうでしょう。

「形にこだわりすぎる必要はありませんよ」というメッセージも読み取れます。
男女の付き合いとはこういうもの、というイメージをお持ちの方も多いでしょうが、すべての恋愛にそれが当てはまるわけではないのです。十人十色です。
デートだというのにラフな格好で来る人もいれば、連絡しても返信が遅い人だっているでしょう。そのような相手に対して「普通はこうするんじゃないの?」と押しつけるのではなく、相手の個性をある程度は尊重してはどうですか、ということです。
「世間体を気にする必要はありませんよ」と言うこともできるでしょう。
固定観念は捨てて、二人の恋を楽しみましょう。

「道徳心を忘れてはいけません」というメッセージの可能性もあります。
もしあなたが恋に身を焦がし、道徳心を見失ってしまっているなら、自分を省みてください。
自分さえ良ければ良いという考えは、いつか報いとなってあなたに降りかかるでしょう。

仕事・人間関係についての解釈

相手の気持ち、あなたへの評価

あなたに対して誠実です。あなたも相手を信用すると円満な関係を築くことができるでしょう。
あなたを尊敬しているとも考えられます。

否定的に捉えると、好意的に見えても単なる社交辞令という可能性があります。
場合によってはあなたを盲信、狂信しているとも解釈できます。

人物評としては、素直で慈悲深く、良識があり、伝統を重んじる人という評価になります。
少しお堅いと思われているかもしれません。

否定的になると、反抗的、世間体ばかり気にする人、権力を振りかざす人という評価になります。

あるいは、良い意味で常識外れな人、革命家という解釈もできます。

今後の見通し(未来・予想)

順調に推移するでしょう。急上昇やどんでん返しは起こりませんが、やるべきことをきちんとやっていれば相応の結果がついてくるということです。
あるいは現状維持ということになります。大きく上がることも下がることもなさそうです。

否定的に捉えると、順調にはいかないようです。やるべきことをやったのに結果が出ない、思わぬことがプラスに働いた、などと安定しない状況になりそうです。

また、権力を持った人が横暴に振るまう、組織が腐敗するなどの事態が起きるかもしれません。あなたが当事者なら気を引き締める必要があります。

アドバイス

「信じているのはそれに足るものですか」というメッセージかもしれません。
あなたが用いようとしているやり方、心酔している上司や経営者などが正しいのか、一度冷静になって考えてみるとよいでしょう。思い込みで失敗したり、盲信して裏切られたり、巻き添えを食ったりしないよう注意してくださいということになります。

あなたが決断を迫られている、あるいは圧力をかけられているなどの状況にあるなら、「素直に従うべき」なのか、「反抗するべき」なのか、しっかり見極めましょう。「信頼できる人からのアドバイスを参考にする」のも大変有効です。

また、やり方で迷っているのなら、「当たり前のやり方」「常識に囚われない革新的なやり方」のどちらが良いのかを判断する必要があります。今まで当たり前のことを続けてきて結果が出ていないのであれば、後者かもしれません。

「道徳心を忘れてはいけませんよ」というメッセージかもしれません。
ルール違反ではなくても、モラルに反する行動を取り続けていれば、いずれ社会から孤立してしまうことになるでしょう。心当たりがあるならここで立ち止まり、悔い改めましょう。

『法王』(教皇)が登場する鑑定サンプル

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※解釈はあくまで一例です。状況やテーマ、他のカードとの関係によって、このページの例以外にも様々な解釈ができます。
※正位置、逆位置での判断はしておりませんので、ご自身の感覚とスプレッド全体から肯定的に解釈するか、否定的に解釈するかを判断なさってください。
※カード画像は日本、米国においてパブリックドメインとなったウェイト版を使用しております。

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